弊社がある兵庫県香美町香住区下浜は、海も近く、山も迫り、それぞれの恵みを味わうことができ、気さくな住人たちはよく働き、ご近所付き合いも盛んな地域です。先代は、元々農家でありましたが、昭和38年の豪雪で梨の木が倒れ危機を感じ、これからの時代を見越して翌年、三田浜海水浴場に、海の家「まつや」を開設致しました。これを機に、観光業へと転身することになりました。
それから、昭和47年(1972年)、電気も通ってない田んぼの真ん中に、一軒(現在地)、民宿「定助」を開業するに至りました。宿を営みながら、今までどおり米、梨、野菜作りを続け、魚介類は港へ出向き仲買人を通して買い付けに行き、お客様に新鮮なお食事をご提供して参りました。平成5年「定助」を「さだ助」と改名し、同場所に4階建ての和モダンな建物へと建てかえました。この瞬間からが今の「さだ助」の原点であり、当時では画期的である手法と共に、今も尚その手腕を試され、常にイノベーションしているといっても過言ではないでしょう。
平成18年、干し物などお客様に提供できるものは、なるべく、自分達の手作りで安心安全な食材との想いで、仲買人となり、漁港近くに、干物屋「干市」かんいちを開きました。 その名の由来は、干物屋の「干」 そして、創業者市郎の「市」の一文字を取り命名致しました。改めて父の背中を見て感じていたことは、「こつこつ」「謙虚であれ」という言葉であると気付き、その教えは、次世代へと繋げて行きたいと考えています。景気の良い状況であっても、これらを忘れず、自分を見つめ直し、前へ進み目標を成し遂げたい、そんな想いをこれからも、こつこつと形にして行きます。
現在、弊社は香美町内に4事業所の展開を行っておりますが、今後も地域の中で私達にできることがないかと日々考えております。 山と海に囲まれ自然豊か、常に新鮮な素材が水揚げされ四季に渡って美味しいお料理をいただける、田舎町独特の人の温かさに触れられる町「香住」。 若者が再び帰って来れる町づくり。 この地に訪れる人を増やし、海、山を通じてこの地の自然を満喫していただく環境づくり。 四季折々の旬な素材を楽しんでいただくサービス。 弊社が香住を体感していただき、いろんな香住の思い出を持ち帰ってもらいたい。 そして、コミュニケーションの場として、多くの方に利用していただきたい。ここを拠点として情報発信をし、日本全国はもとより、世界からもこの地を訪れていただきたい。 今後10年後さらには100年後にもこの香住ならではの温かい風景や風土を残していくお手伝いができれば・・・そんな想いで日々お客様をお迎えしております。
私達が、お客様の長い人生の中に交わる時間は、ほんのひと時です。
「お客様と交わるそのひと時の中で、今私達にできる最高の香住をお届けする」
それが、お客様の喜びや、感動、笑顔につながり、一生の想い出になると思うのです。
今、この瞬間(トキ)に、最高の香住をお届けするため、
その瞬間(トキ)に全力を尽くしましょう。
山と海に囲まれた豊かな自然があり、漁師町だから常に新鮮な素材が水揚げされ、
田舎の町ならではの独特の人の温かさに触れられる町「香住」。
今後10年、さらには100年後も、この香住ならではの温かい風景や風土を残していくため、私達がリーダーシップを取って、地域イノベーションを起こし、地方創生に貢献します。
そして、日本全国はもとより世界中の一人でも多くのお客様に、喜びや感動を与え、香住の良い想い出を持ち帰っていただける会社を目指します。
私は香住に生まれ50数年間過ごしている海と山に囲まれたこの港町が大好きです。
自ら仲買人として目利きしたカニ・魚介類を仕入れ、そして代々農家からスタートしたこともあり、現在はスタッフも参加して自家製でお米や梨・柿などの栽もし自分達で育てた農作物をお客様にご提供する。
こういったことこそが本来のもてなしであると信じ、皆様に安心・安全なほんまもん(本物)を提供し続けたい、そう考えます。
私達SaiKAの使命はこの地に来られる方に対して、私達ができる一番最高のものお届けすること。それは食や空間はもちろん、それにかかわる「人」を通じてその良さを伝えることができます。私はその「人」という大切な資源をこの場所で輝かせ、少しでも成長させることが使命です。お客様もあなた自身も日々笑顔や感動に包まれる環境を作りたいと思っています。
設 立 | 1993年11月(創業1963年) |
---|---|
代表者 | 松下弘行 |
資本金 | 1000万円 |
売上高 | 3億6000万円(2019年度実績) |
事業内容 | 「(有)Saika」は香美町内で4事業所の展開 なごみの香風の宿「さだ助」
昨年30周年を迎えた、民宿旅館。香住ならではの四季折々のお料理をご提供し、お客様に喜びや感動をご提供できるように努めています。さだ助 別邸「ICHIJO」
2021年9月にグランドオープン。全6室のスモールラグジュアリー旅館。さだ助の別邸として、お越しいただくお客様一人一人に真心を込めておもてなしをしています。KAN-ICHI
仲買人直送の新鮮な蟹などの海産物や10年以上手作りにこだわった自家製の干物の販売や発送を通して、町の魅力を全国に発信しています。若者達の交流スペースとしても活用していただき香住に残る若者が増えてほしいという願いも込められています。IPPEN
2018年オープン。香住の自然の魅力を発信しながら、漁師町香住ならではのBBQを提供することで、新しい形での町の魅力発信を行っています。現在休業中、移転オープン予定。
|
本社所在地 | 兵庫県美方郡香美町香住区下浜634 |